被疑者・伊藤昌幸は、 妻・瑞希をビル屋上から突き落としたとして殺人容疑で逮捕された。 当初はただの殺人事件と思われた・・・しかし。 検事、弁護士はそれぞれの立場から事件を探り始める。 そしてゆっくりと紐解かれる昌幸と瑞希、夫婦の物語。 そこから浮き上がる真実とは? ある夏の日、警察に一本の電話 「僕は妻を殺しました」 決して溶けない棘の記憶 だから棘は思いだす 容疑者 検事 弁護士 それでも棘は一つ 劇団レトロノート初のプロデュース。 ゆるやかに悲しい物語