今日、秋晴れスル。

写真ある街のある路地にある小さな喫茶店。
古ぼけた店内、コーヒーおかわり200円、
ドアが開くとカウベルの音。
それはどこにでもある流行らない店。
ただひとつ違うところは、
そこが歌声喫茶であるということ。
数十年前までは・・・。

ものがたり

閉店をひかえたある日、
私はふと思い出した。

父親が自慢げに語っていた
歌声が響くこの店のこと。

喫茶店カポカポは閉店します。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
そう書くはずだったハガキに

集え!若人!!
集え!かつての若人!!

・・・と書いてみた。

「マスター、何やってるんですか?」

秋の空の下、
小さな出会いの物語が始まります。